認知症予防に有効なのは、
学習と
睡眠です。
学習によって新しい脳細胞が作られます(脳細胞新生)。脳細胞新生の能力は生涯維持されます。学習は認知症予防に極め有効であることが明らかになってきました。
睡眠は学習によって新生した脳細胞の大脳皮質への移行とアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータの洗浄という2つの重要な働きをしています。
ラズパイ(Raspberry Pi)は、ICT、電子工作、IoT、AI、プログラミング、など幅広く学べる最高の教材です。
ラズパイは、ボード(基盤)として発売され、それを購入してケースや各種部品をつなげ、OSやアプリのインストールと設定などをする必要があります。
さらにラズパイを使った電子工作、AIの活用、プログラミングなどをします。これらの学習が認知症予防に役立ちます。
ラズパイで認知症予防
なぜ Raspberry Pi 活動が認知症予防に役立つ可能性があるのか
1. 問題解決能力を養う
部品の組み立て、OS のインストール、設定、トラブルシューティングなど、「考える」「調べる」「試す」を繰り返すため、脳の前頭前野を活性化します。
2. 新しいスキルの習得が脳に良い
新しいことを覚える活動は
脳の認知予備能(cognitive reserve)を高め、認知症リスクを減らします。
Raspberry Pi は常に新しい知識を要求されるため、この点で非常に良い刺激になります。
3. 手先を使うことは脳の活動を活発にする
細かいパーツを扱ったり、ケーブルを配線したりすることで手先の運動と認知活動を同時に使い、これは脳全体の活性化につながります。
4. 成果が見えるのでモチベーションが維持しやすい
点灯するLED、走る車、ロボットや、プログラミング作品など「できた!」という達成感は脳の報酬系を刺激し、継続しやすくなります。
5. ラズパイのコミュニティは色々あり(らくビットもその一つ)、人との交流も認知症予防になります。