racoubitLog 生涯に渡って学習は脳神経細胞を新生します。生涯学習は認知症予防に極めて有効です

ラズパイの学習で認知症予防



認知症予防に有効なのは、学習睡眠です。
 学習によって新しい脳細胞が作られます(脳細胞新生)。脳細胞新生の能力は生涯維持されます。学習は認知症予防に極め有効であることが明らかになってきました。
 睡眠は学習によって新生した脳細胞の大脳皮質への移行とアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータの洗浄という2つの重要な働きをしています。
ラズパイ(Raspberry Pi)は、ICT、電子工作、IoT、AI、プログラミング、など幅広く学べる最高の教材です。
 ラズパイは、ボード(基盤)として発売され、それを購入してケースや各種部品をつなげ、OSやアプリのインストールと設定などをする必要があります。 さらにラズパイを使った電子工作、AIの活用、プログラミングなどをします。これらの学習が認知症予防に役立ちます。

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睡眠で認知症予防


睡眠中に記憶が固定化

海馬脳細胞新生

記憶の固定化は睡眠中に行われます。睡眠中の記憶固定化には、レム睡眠とノンレム睡眠の両方が関与しています。 ノンレム睡眠中のデルタ波や紡錘波、レム睡眠中のシータ波が記憶の形成、定着に重要な役割を果たすと考えられています。
ノンレム睡眠とレム睡眠 

睡眠と認知症予防

認知症には主に4つの種類があります。その他アルコール性認知症など
認知症の種類 特徴
アルツハイマー型認知症
約68%
アミロイドβやタウタンパク質といったたんぱく質が脳に沈着し、脳が萎縮する
記憶障害、見当識障害、理解・判断力障害、実行機能障害
血管性認知症
約20%
脳梗塞や脳出血が原因となり脳細胞が破壊されることで引き起こされる認知症
歩行障害・言語障害・嚥下障害
レビー小体型認知症
4%
脳にレビー小体というたんぱく質のかたまりができることで神経障害が引き起こされる認知症
嗅覚の低下、睡眠中に身体が激しく動くなどの異常行動、パーキンソン症状
前頭側頭葉変性症
1%
前頭葉や側頭葉の神経細胞が変性や脱落により、徐々に進行する認知症
人格変化・行動障害・言語障害

認知症患者の7割近くを占めるアルツハイマー型認知症の予防が重要なことは言うまでもありません。


睡眠中にアルツハイマー型認知症の原因物質が洗浄される

 脳脊髄液は約130mlあり、一日に450ml生産され、3,4回入れ替わます。脳脊髄液が脳の老廃物を洗い流す仕組みがわかってきました。 脳脊髄液が脳の老廃物を洗い流す仕組みとしてグリンファティック・システムが注目されています。 Glynphaticsystem

グリンファティック・システム(Glymphatic system)
脳脊髄液が脳の老廃物を洗い流す仕組み

 脳血管周囲の隙間を体液が流れ、老廃物を運び出す。特に、アストロサイトという細胞の突起に存在するアクアポリンという水分子を通すタンパク質が この液体の流れをスムーズにするのに重要です。
 睡眠中は、脳脊髄液の流れが活発になり、老廃物の排出が促進されます。特に、ノンレム睡眠時には、脳脊髄液の「大波」と呼ばれる現象が起こり、 脳内を効率的に洗浄することが研究で示されています。


画像の引用先 

 生涯学習は認知症予防に極めて有効であることが脳科学的にも明らかになってきました。
睡眠は学習によって新生した脳細胞の大脳皮質への移行とアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータの洗浄という2つの重要な働きをしています。
 生涯学習と睡眠で認知症を予防することは難しいことではありません。 もう歳だからと言わず、何歳になっても新しいことを学び、挑戦したいものです。